ほにゃららアップデートについてWebマスターが考えるべきこと | グレープ「縁切り寺」
公開日:
:
SEO
8/22にこれまで見たことないレベルの順位変動があった。
その時点ではペンギンアップデート3.0がリリースされたのではないか?
とSEO業界の話題をさらった。
Googleで前代未聞の大変動が発生中!ペンギン3.0?
この記事に詳しい。
私も順位変動したサイトを数多く見てみたのだが、この変動はひどいものだった。
精度が上がったというよりはむしろ、
「むちゃくちゃになった」
という印象である。
丸パクリサイトの方がオリジナル記事より上位に表示されてしまったりとか、被リンクゴリゴリのスパムSEO系サイトがひょっこり上位表示したりとか・・・
こういうのを見ると血圧が上がったりとか、精神衛生に悪い影響があったりとかしたものだ。
結局のところ翌々日に以前の状態にかなり戻った。
何がいいたいのかというと、
「検索順位を気にするな!」
ってことなのである。
私は職業柄毎日様々なサイトの検索順位を追っているが、普通はそんな必要はない。
そんな暇があったら、コンテンツを作るネタを考えたほうがよっぽど生産的である。
何で検索順位を気にするな!なのか?
についてちょっと詳しく書いてみよう。
基本的にはGoogleのアルゴリズムは進歩する事はあっても退化することはない。
だから、いいコンテンツを作り続けている限りはアルゴリズムの変動は自らにとって悪い方向に働くことは基本的にはない。
※基本的にと2度にわたって留保をつけている理由は2つある。
一つは、アルゴリズムの調整は完全ではなく、改善した検索結果が8、改悪が2といったようになるから。
もう一つは、いいコンテンツを作っているというのはあくまで思いすごしで、実際はあまり役に立たないコンテンツを作っている可能性がある。ということである。
そして、今回のような改悪が多いような変更、あるいは実験は、いずれ近い将来解消されると考えて間違いない。
いずれにせよ気にする必要はないということなのだ。
SEOの重鎮、アイレップ社の渡辺氏は
Google 主な検索アルゴリズム/検索技術 変更の歴史 7+1選
という記事を書いており、これまでの主なアップデートについてわかりやすくまとめている。
結局のところGoogleが目指している方角はずっとぶれていないし、もう目指すべきSEOのありかたは2003年から全く変わっていないことがわかる。
ほにゃららアップデートなんて考える必要はないのだ。
そんなものとは縁を切って、ユーザ目線でサイトの充実を考えればよいのである。
関連記事
-
パイレーツアップデートに見るSEOの考え方 | 江口寿史「すすめ!パイレーツ」
今回は懐メロの話題はありません。パイレーツとくればこれはもう、江口寿史の「すすめ!パイレーツ」しか
-
SEOはToDo志向でもいいと思う
よく言われるのが「ホワイトハット」と「ブラックハット」この2種類である。「ホワイトハット」とはGo
-
これをやったから検索順位が上がった!下がった!という勘違い | どぶろっく「もしかしてだけど」
今日のアイキャッチ画像であるが、関連する懐メロの曲が思い浮かばなかったのが残念である。 ってなわけ
-
スーパーアフィリエイターだからってSEOを任せていいのか
SEOはアフィリエイトにおいて稼ぐための重要な技術要素ではある。しかし、SEOとアフィリエイトはま
-
meta keywordsは本当に使ってないのか? | 東京プリン「携帯哀歌」
meta keywordsは使われていない。これはSEOをちょっと勉強した人にとっては常識みたいな
-
お客さんが望むなら何でもその要望を叶えるのがプロなのか? | ザ・スパイダース「あの時きみは若かった」
今だになのだが、「このキーワードで順位を上げて下さい」 というご依頼を時々頂戴する。SEO業者だから
-
中古ドメインに関して思うこと
今回のアイキャッチ画像は分かる人は分かるってことで、分かる人は「ああ、あれね」って思ってくれればそ
-
【超裏ワザ】誰も語らなかったSEO業者からリンクを大量に無料でもらう方法
そんな裏技が存在するのか? 実はある。 しかもどんな情報商材とかでも多分語られていない(と思う・・
-
キーワードというシグナルの重要性 | シグナル「20歳のめぐり逢い」
またしてもアイキャッチ画像は懐メロである。完全に私の趣味です。スイマセン。「シグナル」というバンド
-
みんな因果関係と相関関係を誤解している
SEOがいつまでたってもオカルトから抜け出せない1つの大きな要因が、 「因果関係と相関関係をごっち