リスティングはインハウス（自前）でやるのが最もいい | 金井克子「他人の関係」

公開日： 2014/04/16 : リスティング

リスティングは自社でやるべきだと思う。
まあ、月間1千万円以上使えるような会社であれば、リスティングのプロがゴリゴリやってくれるので、プロに頼んだほうがいいかもしれない。
しかし、1千万円だったら運用手数料が20％だったとしても200万円だ。
これくらい払ってくれるクライアントだったら、専門の人を1人つけてバッチリやってくれるかもしれない。
（でも多分、完全に専任にはならないだろうなあ）

でも、
月間100万円だったら20万。
月間10万円だったら2万。

2万って高校生のお小遣いですか？

って感じである。
まあ、たいていリスティングの運用代行の料金体系は20%か10万円かいずれか高い方ってな感じになっているのが普通だ。
月に10万円しかリスティングに使わなくても10万円頂きますって感じになる。
つまりリスティングの運用規模が小さいユーザー、このケースであれば50万円以下であれば損だということだ。

なので、予算の小さい会社は自前（インハウス）でやらないと損ってことになる。

では予算の大きな会社はどうなんだろう？

そんな場合は、プロの担当者がつくかも知れないが、それでも自社でやったほうがいいのではないかと私は思っている。
自社、できればオーナーがやったほうがいい。
自分の財布から金を出す人がやったらこれはもう真剣にやるわ。

リスティングの予算が毎日10万円です。

って場合、運用代行の人がやったら、あくまで数字である。
ところが、自分で金を出す側だったらダラダラ血がこぼれるようにお金が常に出て行く痛みを感じるはずだ。

我が事として受け止める人がやる、そうしたらもう日々すごい勢いで改善するわ。

熱意は技術を凌駕することは間違いない。

１日に１回アカウントを見る人と、1日50回アカウントを見る人がいたらその差は歴然だろう。

確かにプロには様々なアカウントを見ているという過去の知見があって、早く軌道に載せることが可能にするだろう。
しかし、あくまで他人の金である。

素人は素人でやっぱり下手であるに違いない。でも金を出す痛みを感じながら運用すれば、あっという間にリスティングの様々な技術を覚えるはずだ。
当たり前である。そうしないと損するから。

リスティングは以下にPDCAを早く回すかに成否がかかっているのだけど、１日５０回見る人だったら、これがべらぼーに早いし、機能とかを覚えるモチベーションも半端ないはずだ。

ってなわけで、リスティングはインハウスでやることをおすすめしたいのである。