ホームページ制作の妥当な金額の相場を決めることは多分無理 | 中森明菜「少女A」
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Webサイト制作
私は一物は一価であるべきと思っている。
同じものであれば、誰が買っても同じ金額であるべきだと思う。
三井越後屋呉服店(今の三越)は
「現金掛け値なし」
というポリシーを打ち出した。
誰に対しても同じ金額で売ることで、価格の透明性によって消費者の幅広い支持を得ることに成功した。
これは何と元禄年間の頃の事である。
しかるに、現代でも不動産屋や自動車などは交渉によって値段が変わるという業界の慣習がある。
私はこれらの業界は遅れているなあと思う。
値引き交渉をしないという遠慮しがちな人が損をすることはいけないと考えている。
私も交渉が嫌いだからだいたい言い値で買うし・・・。
さて、それよりも甚だしく金額が違うのがホームページ制作である。
ではなぜ?
- まだ成熟していない産業だから、金額の相場がないのは当たり前
- 例えばECサイトって単に言われてもサイトごとに実装すべき要件が異なる
- クライアントさんが、ああだのこうだのと出来上がってから言ってくることがあり、その費用がもらえなさそうだと最初にその分を積んでおく必要がある
- 同じページ数であっても求められるデザインのレベルによって値段は大きく異なる
そんなわけで、普通の値段、相場観なんてものは出来ないのではないか?
とも言われている。
私も基本的にこれに同意である。
ホームページっていうものは、基本的にはオーダーメイドである。
だから全て値段が違うのは当たり前である。
もしオーダーメイドで車を作ってもらうとしたら・・・。
すごい金額の開きがでてしまうだろう。
それに似たような話かもしれない。
それらとはまた別のファクターがある。
ホームページの金額とは、
「制作側が欲しいと思う金額」
でもある。
会社で請け負うのであれば、それを担当するデザイナーの人件費だけでは済まず、営業担当者、事務員などの人件費などを載せないといけない。
フリーであれば、自分一人が食えればいいので安くていいだろう。
今時点仕事がないのであればまるっきり遊んでしまうよりましだから、赤字であっても請けたい時もある。
東南アジアの会社などで作成するのであれば、人件費は大きく下がって、さらに下がるだろうし、
更に、東南アジアのフリーのエンジニアに依頼しちゃえば、アホみたいな金額になる。
今は、クラウドソーシングによって、発注側が制作側を自由に探せる時代になってきている。
そうすると資本主義の原則に従って相場は安い側にどんどん寄っていく。
最終的には東南アジアの価格に収斂するのかもしれない。
でもしばらくはそうはならないから、高い金額と、安い金額、その間の金額がしばらくは並んで続くのであろうと思うわけである。
さて今日の懐メロは中森明菜の少女Aである。
普通の少女っていうテーマである。
まあ、普通って何か?って言いたかったのだ。
これはメチャメチャヒットして色々な替え歌に歌われた。
自衛隊員Aって替え歌があって
自衛隊自衛隊
軍備に見えても災害救助
自衛隊自衛隊
私は右翼と関係ないわ~
特別じゃないどこにもいるわ
私、自衛隊員A
なんて替え歌が自衛隊の中で歌われたぐらい、流行ったのである。
って、これだけ聞いてもどんだけ流行ったかって分かんないですよね?
分かるかな?分かんねえだろうなぁ
ってところで終わります
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