ハンパなモバイル対応ならしないほうがいい | 奥村チヨ「中途半端はやめて」
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Webサイト制作
スマホ対応は大事だ。
アクセス解析を見ていると、多くのサイトではまだPCのユーザーが上回っているがたまにスマホのアクセスが上回ったケースもでている。
当社が運営しているゴルフのコミュニティサイト「ゴルフェス」のアクセス解析を見ていると、直近の1ヶ月のモバイルからのセッションの比率は約58%、新規セッション率に至っては81%を占めるに至っている。
ちなみにゴルフェスのサイトで私のお気に入りは「梅子」氏の記事で、オモコロとかにあったら絶対大受けするッて感じのネタである。
なんか、めっちゃ怖いw
さて、ちょっと横道にずれたので本題。 モバイル対応はものすごく重要である。
そんなわけで、モバイル対応しているサイトは非常に増えている。
「でも、それって誰が得したの?」
っていうようなモバイル対応のサイトがとても多い。
スクロールしても上下に動かない画面サイドにあるボタンによってグローバルナビゲーションが隠れてどうやっても押せなかったり、ページが正常に遷移しなかったり、といった論外なサイトも多くある。 こんな論外なサイトだが、テレビCMをバンバンやっているような会社の公式サイトだったりして、テレビCM1本だけでもモバイルの制作の予算に振り向ければ良かったんじゃないの?と思ったりもする。
CSS Nite LP36 powered by In-house SEO Meetupの滝井秀典氏のセッション「キーワードマーケティングとしての売れるスマホ・ランディングページ」は会場に集まっていたWebの担当者や、業界のプロに対して大きな感銘を与えていた。
モバイルへの対応に対して、中途半端な姿勢を滝井氏は厳しくいさめていた。
PCページヘのリンクをつけることで、中途半端なモバイル対応であっても、PCページを見てもらえばなんとかなるという甘えが生じることを指摘しているのだ。
「退路を断て」
というように滝井氏は力説している。 この潔い姿勢に会場にいた多くのプロたちは一様に打たれていた。
私もこれには深く頷くものがあったのである。
私が言いたいことなのだが、中途半端なモバイル対応だったらやらないほうがいい。
ということだ。 半端なモバイル対応は逆効果だ。
PCの画面は慎重に作るのに、モバイルはおざなりに作られることが多い。
おまけって感じである。おまけで作られたようなWebサイトを見せられたらどう思う?と考えてみればよいだろう。
今のモバイル端末は解像度がPCと変わらない程度にあるので、閲覧はとりあえずPC用の画面だけあればたいていなんとかなる。
中途半端に作ってしまうぐらいならPCの画面を見せたほうがはるかにいいのだ。
さて、今回も蛇足を、 奥村チヨの「中途半端はやめて」である。
しかしまあ、なかにし礼の歌詞ってすげーよなあ。「人形の家」とかもすごいが、やはり奥村チヨの「恋の奴隷」とか絶対おかしい。狂ってるってレベル(けなしているわけではないのである。とても感慨深い。あの時代だからこそ生まれた名曲だと思ってる)。
今だったら人権団体とかに指弾されそうな歌詞である。 昭和はそんな時代だったってことか(違うな)。
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