SEO会社に払うお金は何に対する対価か? | 美川憲一「お金をちょうだい」
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今日のアイキャッチ画像は美川憲一の「お金をちょうだい」である。
titleだけ(タイトルって変換すると、こう変換されてしまうっていうのがSEO人の悲しいところやね)見るとコミックソングみたいに見えてしまうが、一途な女性の愛情を唄った名曲である。
作詞家の星野哲郎氏が酒場でホステスさんたちの何気ない会話を聞いていた時に発想した曲らしい。
こんなこと思っているホステスさんがいたら切ないわ。
「別れる前に、お金をちょうだい。あなたの暮らしにひびかない程度のお金でいいわ。そのお金でアパートを借りるのよ。あとは一人でなんとかするわ。
中略
別れる前に、お金をちょうだい。そのほうがあなただってさっぱりするでしょう」
なんてやさしい女性なんだろう・・・。って初めてこの曲を聞いた時には思わず泣きそうになったわ。
ってまたしても懐メロの話題が長いぞ。
さて本題。
SEO会社に払うお金って何だ?
である。
同じようなサービスにもかかわらず、金額がぜんぜん違う。
なんでぜんぜん違うの?ということだ。
まずは、SEOのコンサルティングサービスについて考えてみる。
コンサルティングサービスで提供されるものは、コンサルタントの時間と知恵である。
基本的にはコンサルタントの給与に対して、会社として利益を乗せた額になる。
いわゆる普通のコンサルタント業と一緒で、コンサルタントの力量や人気、会社の知名度が高ければその分高くなる。
一般的にこのサービスは高価なサービスであるが、コンサルティングサービスを提供する側からするとコンサルタントの人数分しか稼げず、美味しい商売でもない。
まあ、給料掛けるホニャララ倍というのが内訳である。
次に被リンク型のSEOだ。
被リンクのSEOは、基本的に原価がほとんどないサービスだ。
中古ドメインの購入、サーバ・ドメイン維持費、記事の作成費用ぐらい。
顧客の数が増えたとしても、ほとんどコストが変わらない。
なので値段は、
SEO会社が欲しい金額
ということになる。
定額課金なら、確実にお金をとれるから安いのが普通。
10位以内保証で、10位以内に入らなければお金は一切頂きませんといったサービスの場合は、上位表示できる確率によって値段が変わるのだ。
定額課金で受注した場合に10万円欲しいと考えているSEO会社を想定しよう。
上位表示できる確率が2分の1だったら、
10万円 ÷ (1/2) これが原則的な考え方と言っていいだろう。
そうすると、20万円となる。
成功すれば20万だし、失敗したらゼロ。でもこんな案件が2つあって、確率通り1つ成功して1つ失敗すると各々10万円もらえたのと同じことになる。
いわゆる期待値ってやつだ。
ビッグキーワードになると金額が高くなるのはこれが主な理由。
もちろん、ビッグキーワードになると施策自体強化しないといけない部分もあり、コストが上がるっていうのもあるかもしれないが、基本的にはやることは一緒だ。
上位表示できる確率が10分の1しかない場合、同じ計算式だと100万円になる。
でもなあ、どうなんだろう・・・。
Googleのアルゴリズムの進化でこの確率が大きく下がってしまうと、このビジネスモデルって根底から破綻するよなぁ。
上位表示できる確率が100分の1って場合だと、1000万にもなっちゃうから、払えるクライアントって少ない。
勢い、固定報酬制ってことになってくるが、まったく上位表示しなかったら契約継続してくれないだろうし・・・。
今はSEO業者にとってはホント、ビジネスのあり方が難しい時代だねえ。
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